肉体関係が無いのに誤解で慰謝料請求されたら?!
Q仲の良い友人の奥様に不倫関係と誤解され慰謝料請求されています。肉体関係は無いのに払う必要ある?
この記事では実際にご相談窓口にいただいたご質問とお答えを紹介しております。同じ疑問を持たれている方はご参考にされてください。
ご相談内容
仲のいい異性の友人がいます。その友人の奥様にLINEを見られてしまい、不倫をしていると誤解されてしまいました。確かにLINEでは冗談半分で「愛してる」などの文章を送ってしまったのですが、実際に肉体関係を持ったことはありません。配偶者は激怒していて慰謝料を請求すると言っていますが、慰謝料を請求されたら支払わなければならないのでしょうか?
A肉体関係が無いのであれば、慰謝料を支払う必要はありません。
原則として、肉体関係がない場合、不貞行為に基づく慰謝料を請求することはできません。
ただし、肉体関係が無くとも、不適切に親密な関係を持ち、相手夫婦の関係を侵害したというケース(プレゼントを送り合い、二人きりで旅行を繰り返していた、キスやハグをしたなど)において、裁判で慰謝料の請求が認められた事例もあります。
肉体関係がないことを説明し誤解を解きましょう
もし、冗談でした発言で奥様が誤解してしまったのであれば、誠実に真実を説明し、誤解を解きましょう。
説明もなしに相手の請求を無視すれば、「後ろめたいことがあるから否定しないのだ」という更なる誤解を招きかねません。
慰謝料を請求された側には、肉体関係がなかったことを証明する責任はありません。事実が存在しないという証明は悪魔の証明と言われ、立証することが不可能であるためです。肉体関係の存在を立証する責任は慰謝料を請求する側にあります。
事実として肉体関係が無いのであればその点を毅然と説明し、不適切な発言で誤解を招いてしまったことに対しては誠実に謝罪しましょう。それでも相手が納得せず、執拗に請求が続いたり、脅迫や嫌がらせに発展する可能性があれば、すぐに法律の専門家である弁護士に相談して解決策を検討しましょう。
The following two tabs change content below.
wooorry
人に言えない悩みを抱えるあなたを応援するメディア Wooorry(ウォーリー)。あなたの悩みを一緒に考えてみませんか。
最新記事 by wooorry (全て見る)
- 交際相手が実は既婚者だった!既婚者と知らずに不倫して慰謝料請求されたら - 2023年12月6日
- 【サイト運営会社変更のお知らせ】 - 2023年12月6日
- 既婚者と食事に行っただけで慰謝料請求!支払義務は生じるのか? - 2023年12月4日