そもそも「婚約」とは?口約束でも婚約成立するって本当?

公開日:2019.08.23  恋愛トラブル

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婚約とは「結婚の約束」を意味しますが、具体的に何をもって婚約成立というのでしょうか。

多くのカップルは「結婚しよう」と言葉を交わすことでお互いに結婚の意思を確認します。しかし、口約束だけでいいのか不安になることもあるでしょう。

そこで今回は、意外と知られていない婚約の成立条件についてご紹介します。

 

婚約とは?

そもそも婚約とは、「婚姻の予約」をすることを意味します。交際相手を将来の伴侶と決めて、結婚の約束を交わした状態です。つまり、婚約とは「双方が明確に結婚を意識して交際し、結婚へ向けて準備をすすめる状態」ということができます。

相手に対するプロポーズだけでなく、婚約を機に婚約指輪を渡したり、お互いの両親に相手を紹介し結納を交わしたりするカップルも多くいます。

 

口約束でも婚約成立するって本当?

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婚約に際して指輪を渡すような目に見える行動はなく、「結婚しようね」と口約束を交わしただけの場合、婚約といえるのか不安になるかもしれません。ですが安心してください、口約束だけでも婚約は成立します。

 

先ほどもご紹介した通り、婚約とは、お互いがはっきりと結婚の意思をもって相互に確認している状態です。「結婚」については婚姻届を提出するなど法律上で形式的な手続きが決められていますが、婚約については決められていません。そのため、婚約するための形式的な手続きはなく、口約束だけでも成立するとされています。

 

ただし、「いつか結婚しようね」というような曖昧な約束では婚約が成立しているとは言えません。結婚に向けて同棲を始める意思を見せたり、結婚式の会場選びについて具体的に話し合ったりしていれば、婚約が成立しているといえるでしょう。

 

たとえ口約束をしていても証拠がなければ、実際には婚約が成立している証明ができません。婚約の終了や、婚約中に浮気された場合などに、婚約が成立していることを証明しづらいので注意が必要です。

 

婚約成立を証明するには?

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では、どのようなものがあれば婚約成立を証明できるのか、例を見てみましょう。婚約成立を証明するポイントは、「第三者にも知られていること」と「婚約を示すものが存在すること」です。

 

結納や婚約パーティー

結納や婚約パーティーなどは、2人が将来結婚する約束を周囲に知らせ、認めてもらう方法です。

家族立ち会いのもとで交わす結納や、上司や同僚、恩師や友人を呼んで婚約パーティーを開いて第三者に婚約状態であることを認識させます。

 

婚約の証をつくる

2人がお互いに婚約を示すものを贈りあい、婚約の証にします。

婚約を示す代表的なものといえば、婚約指輪や腕時計です。これらを相手に贈ることでお互いに婚約の意思を深めるカップルも多くいます。

また、日本では少ないのですが親せきや親しい知人に婚約通知状を送ることで婚約を公表する方法もあります。

 

式場を予約する

結婚式場の予約は、当事者だけでなく式場関係者などに対しても「この2人は将来結婚する関係にある」と認識させる行為です。

日程を決めるだけでなく、具体的なプランや招待客に対して招待状を送付するなどの行為があると婚約が成立しているとみなしやすくなります。

 

おわりに

2人が将来結婚するという婚約は、「結婚しよう」という口約束だけでも法的効力があります。

このため、婚約状態の終了や婚約中の浮気は、単なる恋愛関係の終了、浮気と同様に考えられないので注意しなければなりません。

ただし、口約束だけでは物的な証拠がないため、婚約成立を証明することは困難です。

万が一、婚約中に相手に浮気されたり一方的に婚約破棄されたりといったトラブルが起こった場合や、そもそも婚約が成立しているのかどうかを争う場合は、問題がこじれないうちに信頼できる弁護士に相談しましょう。

 

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タグ : 婚約
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