不倫の慰謝料請求を無視をしたら？

公開日：2020.08.12 最終更新日：2023.12.13 基礎知識 , 不倫の慰謝料

Q不倫の慰謝料請求を無視したらどうなりますか？

この記事では実際にご相談窓口にいただいたご質問とお答えを紹介しております。同じ疑問を持たれている方はご参考にされてください。

ご相談内容

配偶者を持つ異性との肉体関係を持ったことが相手の配偶者に発覚してしまいました。確かに自分に落ち度はありますが、相手から誘ってきたもので、一回だけの行為なのに慰謝料が２００万円とあまりに高額だと思います。相手夫婦は離婚もせずに円満のようなのに、弁護士からの通知書には不倫によって離婚を検討しているなどと書いてあり納得がいきません。このような場合で慰謝料の請求を無視するとどうなりますか？

A訴訟を提起される恐れがあるため、事実と異なる点を指摘するなど適切に交渉していくべきでしょう。

不倫の被害者から慰謝料請求を受けたにも関わらず無視をしていると、訴訟を提起され、裁判所への出廷もせずにいた場合は相手方の主張が裁判所で認められる可能性があります。
慰謝料を請求する相手方の立場からすれば無視をされた場合、請求を諦めるか訴訟を提起するかの選択肢になってしまいますから、訴訟を提起される可能性も十分に考えられます。
また、訴訟から対応した場合でも、初動の請求を無視したという事実から裁判官の心証が悪くなり、慰謝料の金額が高額になる影響を及ぼす可能性があります。
そのため、相手方の主張が事実か否かに関わらず、慰謝料を請求された段階で無視をせずに対応する必要があります。

相手方の請求に反論できる点を適切に主張することで慰謝料の減額に繋がる可能性がある

例えば相手方が離婚しないのに、通知書ではさも不倫によって離婚に向かっているような表現で記載されているケースは少なくありません。
相手方からしてみればなるべく多くの慰謝料を請求するため、不倫の損害がいかに大きなものかを拡大解釈して主張することはよくあることなのです。
また、性交渉が一度のみで相手方が離婚もしないという場合は大幅な慰謝料の減額に繋がる可能性がありますので、この点も適切に反論して適切な慰謝料の金額を主張するべきでしょう。
もし相手方の通知書に書いてある内容や自身の状況に判断がつかず、どのように主張・反論することが適切なのか分からない場合は、不倫について弁護士の無料法律相談を活用することをお勧めします。

まずはお気軽にご相談ください。

タグ : 慰謝料請求不貞行為不倫

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