結婚詐欺の巧妙な手口を解説!返金請求するにはどうすればいい?

公開日:2019.10.16  恋愛トラブル , その他

結婚を断る女性

幸せな結婚の夢を叶えてくれそうな相手に出会えたとしても、その人が100%信頼できる人であるとは限りません。特に婚活パーティーや出会い系サイト、マッチングアプリなどには結婚詐欺師が紛れ込んでいる可能性があります。

 

そこで今回は、結婚詐欺の手口と詐欺師の特徴、結婚詐欺の被害に遭った場合にはどのように返金請求を行えばいいのかなどについて紹介します。

 

結婚詐欺とは?実際の手口を紹介

結婚詐欺の手口は実に巧妙で、その手口は日々進化しています。特に、結婚願望が強く、真面目に貯金をしていそうに見える人は、結婚詐欺師に狙われやすいと言えます。

では、結婚詐欺の手口として、実際にどのような手口が挙げられるのでしょうか?まずは手口を知っておくことで結婚詐欺から身を守りましょう。

 

親が難病で治療費が必要

テレビなどでもよく取り上げられている結婚詐欺の手段として、親が重い病気にかかったから治療費を貸してほしいと頼まれるケースが挙げられます。パートナーから手術の緊急性を神妙な面持ちで訴えられれば、感情を揺さぶられ断りづらくお金を渡してしまうという心理を利用した詐欺の手口です。

 

多額の借金が発覚した

結婚を相手に意識させた後に、多額の借金を打ち明けられます。やむを得ない事情での借金だと説明され、「今後の安定した結婚生活のためなら…」とお金を渡してしまいます。

 

会社の事業資金が足りない

経営者を名乗るパートナーに、事業の資金繰りについて相談されます。結婚を考えている相手であれば経営がうまくいってほしいと考えるのは自然なことです。支払いができなければ倒産してしまうと伝えられ、資金を援助してしまいます。

 

結婚詐欺を見破れる?詐欺師の特徴について

手袋をはめてスマホを持つ手

結婚詐欺を見破るには、結婚詐欺師の特徴をあらかじめ知っておくことが大切です。詐欺師の巧妙な嘘にだまされないためにも、以下の点に気を付けましょう。

 

結婚を意識させつつも、決定的な言動はしない

結婚詐欺師は、早い段階から結婚の話を切り出します。これは相手の結婚願望を確かめ、詐欺のターゲットとしてふさわしいかを判断するためです。ただし、後々訴えられないよう、「結婚してください」など、プロポーズと断定できる言動は避ける傾向にあります。

 

写真を撮られるのを嫌がる

結婚詐欺師は、写真に自分の顔が残ることを嫌がります。詐欺として訴えられたときに言い逃れができるよう、証拠を残すことを極力避けているのです。

 

家族に会わせてもらえない

「家族を紹介してほしい」と伝えても、話をそらし、理由を作って先延ばしにされてしまいます。実際に会わせてもらったとしても、詐欺師仲間が家族を装っている可能性もあるため、注意しましょう。

 

結婚詐欺の被害で返還請求を行う方法

法律の専門家に相談結婚を口実にお金や物品をだまし取られていれば「詐欺罪」にあたり、返還請求を行うことが可能です。ちなみに、金品のやり取りがなければ「婚約不履行」となるため、慰謝料請求という形となります。

 

しかし、結婚詐欺は立件が難しいのが現状で、警察に相手にしてもらえず諦めてしまう人もいます。

しかし警察の協力を得られなくても、自分自身で詐欺師に対し返還請求を行うことは可能です。

そのために必要な準備は以下のとおりです。

 

相手の身元を調べる

まずは相手の本名や住所など、身元を特定する必要があります。ただし、詐欺師は偽名を使っている可能性が高く、免許証など本人確認書類を偽造しているケースも多いです。

借用書を書かせたとしても、偽名であれば効力を発揮できないかもしれません。本名と住所が判明すれば、その後相手が住所変更をしたとしても、追跡できる可能性があります。

 

結婚詐欺の証拠を集める

結婚詐欺かもしれないと思ったら、言い逃れができないように、証拠をできるだけ集めておくことが大切です。メールや音声だけでなく、交際の具体的な内容を日記に残しておきましょう。金融機関で、振り込みの明細を集めておくことも肝心です。

 

交渉か民事裁判で返金を求める

身元を特定し詐欺の証拠がそろったら、相手と直接交渉するか民事裁判で返金を求めます。しかし、詐欺師は口が達者で交渉術に長けている場合がほとんどです。自分で直接交渉したとしても、うまく言いくるめられてしまう可能性もあります。結婚詐欺で返金を求めるなら、法律の専門家である弁護士のアドバイスをもらいながら、請求を行うのが最善策となるでしょう。

 

おわりに

結婚詐欺でお金をだまし取られたとしても、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまい、泣き寝入りしてしまう人もいます。

けれども、身元の特定や証拠集めなど必要な準備を行うことで、お金を取り戻せる可能性は高まります。

この記事に関するご質問や結婚詐欺等に関するお悩みがある場合には、ぜひ当事務所の無料相談窓口にご相談ください。

 

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