【浮気】どこから浮気で、どこまでならセーフ?気になるボーダーライン
公開日:2019.08.23 恋愛トラブル
交際相手がいる方や既婚者にとって、悩みの種といえる浮気問題。どこからどこまでが浮気なのか、ボーダーラインは人によって違います。あなたは、どこからが浮気だと思いますか?「気持ちが動くだけでも浮気」、「何か行為を伴わないと浮気ではない」など、浮気の基準は人それぞれ。今回は、浮気のボーダーラインについてご紹介します。
もくじ
そもそも「浮気」とは?
浮気のそもそもの意味は、辞書を引くと「心が浮ついて移り変わりやすいこと」「他の異性に心を移すこと」とあります。つまり、交際相手、または配偶者がいるのに、他の相手に気持ちが向いていることを表す言葉といえるでしょう。
しかし、交際相手や配偶者以外を好きになった時点で浮気なのかというと、実際はそうとも言い切れません。浮気のボーダーラインは、男女や世代、個人によって考え方に差があるのです。
男女間、世代差でみる浮気のボーダーライン
例えば、男性はキスをしたら浮気、肉体関係をもったら浮気など、物理的な視点から浮気ととらえることが多いようです。逆に女性は、隠れて2人で会ったら浮気、自分よりも別の女性を優先するようになったら浮気、などメンタル面を重視する人が多い傾向があるかもしれません。
また、年配の女性は男性の浮気を我慢する、許そうとする人が多い傾向にあるなど、世代によっても浮気のボーダーラインには違いがあります。
浮気のボーダーラインは個人差がある
先ほどご紹介した男女間、世代差の違いだけではなく、そもそも浮気の基準には個人差があります。そのため、こちらが「浮気された!」と思っても、相手に「ただの遊びだから浮気じゃない」と言い逃れされることもありえるのです。
それでは、法律ではどこから浮気と決められているのかを見てみましょう。
どこから浮気でどこまでセーフ?法律では…
法律上では、交際関係にある男女間を縛るものはありません。しかし、結婚して夫婦になっている男女の場合は、適用される法律があります。
法律上での浮気のボーダーラインは肉体関係の有無
民法で定められる「夫婦が平穏な結婚生活を送るための、夫婦としての義務」を破る行為のことを、不貞行為といいます。基本的には「不貞行為=配偶者以外と肉体関係をもつこと」とされています。浮気かどうかは、法律上では肉体関係の有無で判断されるのです。
つまり、たとえ「好き」と言い合っているメールのやり取り、手をつないで歩いていたりキスしたりしている写真があっても、法律上は浮気ではないということになります。
注意したい「浮気のボーダーライン」
法律上、浮気(不貞行為)の定義は、夫や妻以外の異性と肉体関係をもつことに限られます。とはいえ、自分の配偶者が他の人と手をつないで歩く、抱き合うなどの行為をしているのに、心穏やかでいられる人は少数派でしょう。
実際には、抱擁・キス・恋愛感情のやり取りだけでも加害行為に該当すると判断され、不法行為に基づく損害賠償請求が認められるケースもあるのです。
婚約破棄に至るような深刻なケースや、話がこじれるようであれば、当事者間で決着しようとするのではなく、トラブル対応に慣れた弁護士に助けを求めることをおすすめします。
おわりに
今回は、どこからが浮気でどこまでならセーフなのか、浮気のボーダーラインについてご紹介しました。
法律上では、浮気は肉体関係の有無で判断されることが分かりましたが、「手をつなぐだけでも我慢できない」など許せる範囲は人それぞれです。「浮気されたので慰謝料を請求したい」、「浮気したつもりはないのに慰謝料を請求され困っている」などのお悩みがある場合は、法律に詳しく信頼できる弁護士に相談してみることをおすすめします。
wooorry
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